2010年07月21日

オルセー

茹でたパスタにレトルトのミートソースを絡めただけでも
自炊だと言い張りますファーストフード
シュンスケです。

東京で一人暮らし家をはじめ、焼き飯、焼きそば、カレー、
スパゲティを作り続けて4ヶ月が経とうとしているので、
そろそろ新しいレパートリーを覚えたい今日この頃です。



この休みを利用して、六本木にある国立新美術館ビルに行ってきました。
いくつかの展示がありましたが、その中でも
「オルセー美術館展2010「ポスト印象派」」
http://orsay.exhn.jp/
を見てきました。
モネ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ルソーなど有名画家の絵画アート
一挙に集い、全部で115点もの絵画が展示されていますexclamation

3連休の真っただ中という事もあってか、すごい数の人がこの展示を
見に来ていました。その為に入場制限がかかる程で、40分間
列に並んでやっと入場することが出来ました。

中も人は多かったのですが、絵を見るペースはその人に任されていて
列に並んでベルトコンベア式に見るということでは無かったので、
自分のペースでのんびりと鑑賞できました猫

絵についてあまり詳しいという訳ではないので、いつも見て感じたままの
気持ちを大切にしているつもりです。
そんな中今回これは特に良いと感じたのが、
フィンセント・ファン・ゴッホの「星降る夜」という絵と、
クロード・モネの「日傘の女性」という絵です。

「星降る夜」は、夜空に浮かぶ満点の星空夜と、街灯にうっすらと
照らされた道に寄り添い立つ1組の恋人ムードが印象的な絵画です。
言葉にするととても陳腐ですが、少し寂しげで、とても美しいぴかぴか(新しい)絵でした。
美しいというのは、こういうものの事を指す言葉なのだろうと思わせるほど
でした。

「日傘の女性」は、丘に日傘をさして佇む一人の女性かわいいを描いた絵です。
ひと目見て幻想的な女性の存在感に圧倒されましたるんるん
丘を描くピンク色の使い方がとても印象的で、草を描くのにピンク色を使う
モネの感性に驚かされましたひらめきそのおかげで、絵全体が明るくなり、
幻想的な印象を醸し出しているのかも知れません。



技術的な事を勉強本するのと同じく、美術館で絵を鑑賞したり、雑誌
を読んだりして、人を惹き付ける要素は何なのかを考える事も、
ファンタジスタ(感動創造人)には必要な事なのではと思います。

プログラムの勉強で少し疲れた時などは、息抜きにでも良いので
そういった感動ぴかぴか(新しい)を探しに行っても良いかも知れません。


ちなみに、絵を見てそのタイトルを当てるゲームゲームを頭の中でして
楽しんでいました。ぴったり当たる事はありませんが、絵の主題を
自分なりに考えるのも楽しいですよわーい(嬉しい顔)

posted by 管理人 at 20:43 | Comment(0) | 映画・舞台鑑賞

2009年09月16日

『コルテオ』感想

こんにちは、タマキです。

先日、『コルテオ』を観に行って来ました。

結構時間が経過しているのですが、やはり学んだこともありましたので、簡単にですがその感想などを少し書いてみようと思います。


コルテオとはイタリア語で『行列・葬列』のことで、1人のクラウンが死の床にあり、その人生を振り返り、関わりのあった人物が次々と現れるという物語になってます。

シルク・ドゥ・ソレイユのショーは初めてだったのですが、(コルテオだけかもしれませんが)円形の舞台の周りに観客がいるスタイルに「どこからでも楽しめる」と言われているようで、ワクワクさせられましたグッド(上向き矢印)


よくテレビなどで観るサーカス的なパフォーマンスの高さも目につきましたが、

1老若男女、言語がわからずとも楽しめるようになっている
 (パフォーマー個々の高さと演出で、特に物語を意識しなくても楽しめる)

2パフォーマーの演技と(舞台・照明・衣装・音楽やシーンなどの)演出との関係が良くできていた

3長時間、飽きさせない工夫

4配慮・サポート

といったところが印象に残りました。


それぞれの簡単な感想を。

1老若男女、言語がわからずとも楽しめるようになっている
世界中のパフォーマーが集まり、公演する国も様々なので、非常にグローバルを意識された作りだと感じました。
そのためか、ストーリーに関しては非常に単純なものにおさめている感があります。


2パフォーマーの演技と(舞台・照明・衣装・音楽やシーンなどの)演出との関係が良くできていた
舞台や衣装、照明もよく考えられたつくりになっているなと感じました。

舞台となる床には、模様が描かれており、それは単なる画としての模様ではなく、おそらくパフォーマーの方の目印となるものになっているのだろうと思います。

あとは3.とかぶるものもあるので、そちらに。


3長時間、飽きさせない工夫
シーン(ゲームで言えばステージなどになりますかね)内、シーン間の強弱の流れがよく、飽きさせない工夫が様々なところに施されていました。

バレエ、体操、新体操がベースであろう身体を使った熱いパフォーマンスのシーンを中心に、観客を巻き込んだ笑いのパフォーマンスのシーン、音楽や歌のパフォーマンス(コルテオのBGMや効果音は生音です)のシーン。

観客を巻き込む笑いのシーンに関しては、他のシーンとは別の感情を観客に感じさせ、目線の移動や観ながらも参加している感じが得られるという意味では、非常に重要なシーンの一つだと思いました。

また衣装や照明に関しても、強弱・質・色・模様・形などシーンに合わせて、またシーン間の関係(全体の強弱)も考慮されたもので、シーンによっては『鍛え上げられた筋肉美が衣装だ』というものも。


4配慮・サポート
パフォーマーだけでなく、それを支えるスタッフの仕事が良かったからこそ、そこに不愉快さを感じることも少なくパフォーマンスに集中して楽しめました。

また会場設備も、新型インフルエンザなどのニュースが出てきていた中、アルコール消毒があるなどの配慮をうれしく思いましたわーい(嬉しい顔)


しかし、長期講演で疲れているからなのか、やはり気になるところも多々ありましたあせあせ(飛び散る汗)

例えば、比べるのもどうかと思いはしますが、個々では板東玉三郎さんのような神経の隅々まで行き届いた所作といいますか、醸し出しているような華というものであったり、複数人での演目では宝塚歌劇団のラインダンスにみられるような一体感であったりが、少し。。。バッド(下向き矢印)


全体としては、前説、カーテンなどの舞台・衣装、各パフォーマーや演出などなど、まだまだ書き足らないくらいエンターテイメントとして多くの勉強をさせてもらった講演でした。


もし、これから行かれる方のために少しばかりアドバイスを。

会場は少々肌寒い状態ですので、羽織るものがあるといいと思いますグッド(上向き矢印)
(パフォーマーが汗などで滑る危険をできるだけ避けるためらしいので仕方ないですね)

また、もし席が指定できるのならば、中段通路の後方あたりが楽しめるかとぴかぴか(新しい)



今後、鑑賞したいモノとしてはいくつもあるのですが、一番気になってるのは京都市美術館で開催中の『ルーブル美術館展』。
ルーブル美術館とは見せ方を変えてるとのことです。

しかし様々な事情で行けておらず、いつの間にか期限が迫ってきているという。。。ふらふら

posted by 管理人 at 15:22 | Comment(0) | 映画・舞台鑑賞

2009年08月13日

『東京物語』はいかがでしょうか。

こんにちは、タマキです。

本日は映画のご紹介をしたいと思います。

その映画は『東京物語』。
小津安二郎監督を中心に制作された1953年の世界的にも有名な作品です。


初めて観たときには、ローアングルでカメラが固定された撮影が多く、
そこにゆったりとした時間の経過を感じさせられ、だからこそちょっとしたことに
スピードを感じさせられるものになっています。

「これが小津監督の雰囲気をだしているんだろうな」と思いましたが、
イマジナリーラインをあっさりと越えるカットが急に入った途端、度肝を抜かれました。がく〜(落胆した顔)

映画やTV、アニメなどでも基本となっている撮影技法の一つにイマジナリーラインというものがあり、
それを越えてのカットは、鑑賞者に役者等の位置関係を混乱させてしまいます。
(結構、早い時間帯にこのカットがあります。)

※イマジナリーラインについて説明はwikipediaにまかせます→想定線

これを、おそらく『あえて』『豪快に』されているだろうところに新鮮さを感じました。


技術的なところについてはこの程度にして、それ以上に作品として良く作られている人間ドラマとなっているところがオススメなのです。

導入部だけ書きますと、尾道に住んでいる老夫婦が東京に旅行にでかけます。
東京に住む独立した息子・娘たちを、久しぶりに訪ねていくのですが・・・・。

という話。

その後の展開では、人間の表と裏。裏の狙いを表と(あえて?)取ってしまう老夫婦。
最後の最後まで、『人間』というもの、『親』というものを痛感させられます。ふらふら

これはシナリオが良くできている上に、各役者が醸し出している雰囲気・空気が余計にそれを感じさせてくれるのでしょう。

老夫婦である平山周吉(笠 智衆さん)、平山とみ(東山千栄子さん)、の雰囲気が土台にあり、
そこに平山紀子(原節子さん)と金子志げ(杉村春子さん)などとの対比が『人間くささ』を引き立たせているなと思いました。


鑑賞後には良い意味でも悪い意味でも「人間くささ」というものを感じさせられますが、
それ以上に「親に、家族に会いにいこう」と思わせてくれる作品でもありました。

夏休み、盆休みということで、興味を持っていただけたならば、是非、一度は鑑賞してほしい作品です。


あっ、ワイヤーアクションや派手なCGなどはホントにないのでご了承をわーい(嬉しい顔)

posted by 管理人 at 14:35 | Comment(0) | 映画・舞台鑑賞

2009年03月31日

学ぶ

こんにちは、タマキです。

先日、知り合いが脚本・監督・役者をしている演劇を観に行ってきました。
ある占い師の部屋を舞台に、だまし・だまされを繰り返していく。。。という内容。

しっかりと練り込まれた舞台となっており、いろんなことを勉強させてもらいながらも、楽しく過ごすことができましたわーい(嬉しい顔)

舞台自体に制限(シーンをがらりと切り替えるといったことが難しい)があることで、そこに合わせた内容や展開にする必要があるのですが、今回の舞台は、その制限を観客も認識しているからこそ倍増する、ラストの演出が非常に見事なもので驚かされましたexclamation×2

しかも、その会場だからこそできる演出(特別な仕掛けができるような会場ではありません)。

プラットフォームが限られているからこそ、生まれる驚きもある。

ということだと思います。

20090331_engeki2.jpg
写真はイメージです。


また終了後、希望者には舞台を見学できるというイベントが。
細かいこだわりも多くありましたが、お客さんの席からは見えないところに貼ってあるポスターに気をひかれました目

というのも、そのポスターは占い師の広告。
占い師の紹介から、オススメする商品。効用。体験者の話などなど。
怪しさと楽しさをいいバランスで保ちつつ、非常に丁寧に作られている。

しかし、このポスターは、このイベントに参加したからこそ、発見できたもの。

誰も参加しなかったら。参加しても気づかれなかったら。。。とアタマをよぎりながらも作られたのかな。と思ってしまいます。

しかし、こういったところを凝っているところに、遊び心も感じられ、楽しく舞台を創り上げて来られたのだなぁ。と。

だからこそ、ココロに残るイイ演劇になったのだなと思いましたグッド(上向き矢印)

いろんなことから学べることは数多い。
学ぶ機会だと気づくことが大事。

であると思います。

20090331_engeki.jpg
写真はイメージです。


明日から4月。入社式の日になります。
4名の新入社員がヘキサドライブに加わるのですが、彼らが学ぶことは数多くあると思います。

しかし、私も彼らから学ぶことも数多くあります。

そういった意味でも、楽しみが増えそうですわーい(嬉しい顔)グッド(上向き矢印)

posted by 管理人 at 20:42 | Comment(0) | 映画・舞台鑑賞