2009年06月10日

パズル、届きました

そろそろ梅雨の足音が聞こえてきそうな空模様ですが、
梅雨が届く前に、我が家の郵便受けにはパズルが届きました。
こんにちは、ハラです。

前回、パズルを解きつつ一歩進むために注文した本が届きました本





「難題を突破する論理思考トレーニング」と銘打たれている本だけになかなかの歯ごたえですファーストフード
なかなかの歯ごたえですが、間違えたり正解したりと楽しみながら読み進めていまするんるん

収録されている問題は、ゲーム理論について、プログラムを書いて実際に検証してみる、
アルゴリズムの最適化などなど、知っていればすぐに解けるタイプではなく、考えて解くタイプの問題が中心です。(もちろん理論を知っていると有利です)

この手の問題に興味がある方、自分の知らなかった考え方に触れてみたいと思う方には
一読の価値があると思いますひらめき


問題を解きつつ楽しめているのですが、ちょっと悩ましいのは答え合わせメモ

普段、電車の中など1人で読む事が多いので、答え合わせには正解を見るしかありません。
正解した時は良いのですが、間違っていた時には同時に答えも分ってしまいますがく〜(落胆した顔)
そうなると、もう同じ問題を解くことは出来ませんもうやだ〜(悲しい顔)

さすがに、隣に座っている方に本を渡して、「答えが合っているか見て下さいexclamation×2」と
お願いするのはちょっと恥ずかしい揺れるハート揺れるハート

こんな時、ゲーム化されていれば「正解を見ずに答え合わせが出来る」
「間違えてヒントを読み過ぎてしまう」といった事に対処できるのに・・・と思ってしまいます。

既にあるモノをゲームにする場合、如何にしてかゆい所に手が届く様にするかが大事かもしれませんね。

posted by 管理人 at 14:27 | Comment(0) | 書籍紹介

2009年06月08日

考え方を変える

気付けばもう今年も折り返し地点ですねわーい(嬉しい顔)
こんばんは、マーシーです手(パー)

私は奈良から来ているのですが、移動中は主に本本を読んでいます。(若しくは寝ています眠い(睡眠))で、最近読んだ本がこれですバッド(下向き矢印)






「ウェットウェア」というのはコンピュータを基準にして想像した「人間の思考方法」のことでリファクタリングと併せて、思考方法を整理するというのが表題になります。

色々な思考方法について言及しているのですが、興味を惹かれたのは、思考の習慣化という項です。

普段私達は特に意識していないのに、同じ時間に起き、同じ手で歯を磨き、同じルートで仕事に行きます目

何も考えなくても無意識の内に脳が一番楽な選択肢を選んでいます。
例えば、歯ブラシをいつもと違う手で磨くことでも脳には刺激になるそうです爆弾

達人プログラマーの思考法と学習法とありますが、プログラマーでなくても十分楽しめると思いますわーい(嬉しい顔)
もちろんプログラマーだとあっと気付かされるところもあるのではないでしょうか?

あなたも一度考え方を「リファクタリング」してみませんか?

posted by 管理人 at 20:48 | Comment(0) | 書籍紹介

2009年05月08日

TortoiseSVN入門書

こんにちは、平尾です。
ゴールデンウィークの話はタイ好きな方にまかせるとして(笑)、
今日は本の紹介をしたいと思います。
こちらです。

2009050800.jpg


昨日シラッチから紹介のあった "Subversion" を使うための入門書です。
バージョン管理システムを使ったことがない初めての方におすすめです。
内容はほぼ TortoiseSVN がメインとなっています。
バージョン管理システムとは何か?どんな利点があるのか?
この本を読み進めながら使うことで、より深く知ることが出来ると思いますひらめき

本を買うのはちょっともったいないという方は、
ネットで調べると多くの資料が出てきますサーチ(調べる)
またTortoiseSVNのヘルプも非常に充実していますので、
そちらも参考になります本


チームで開発する際にはこういったものが無いと、
とてもじゃないですが開発できません。
実際どのゲーム会社でもこういったシステムを導入して運用していると思います。
ですので、いち早く使い慣れておくのが好ましいと思いますよ!


本当に便利なソフトですので、是非一度使ってみてくださいわーい(嬉しい顔)

posted by 管理人 at 14:08 | Comment(0) | 書籍紹介

2009年01月23日

ゲームのエコロジー

こんにちは、ナカムラです。

今回は、最近読んだ「ゲームの教科書」という本本の紹介をさせて頂きます。

gameText.jpg


ゲーム業界を目指す人に向けた内容になっていますが、現在ゲーム業界で働いている人が読んでも勉強になる部分は多いと思います。中でも、ゲーム仕様を構築する上での「ゲームのエコロジー」という考え方に、共感しました。

ゲームのエコロジーを簡単に説明すると、

「ゲームを構成する要素同士の関係性」

という事になるでしょうか。

ちょっとわかりにくいので具体例を挙げましょう。
例えばインベー○ーゲームでいうと、その構成要素は次のようになると思います。


・自機
・敵
・UFO
・トーチカ
・自機の弾
・敵の弾

画面上見えているだけでもこれだけあります。
もっと挙げることも可能ですが、ひとまずはこれらの関係性を図にしてみました。

クリックで拡大
クリックで拡大できます


上の図で、関係を表す矢印右斜め上が引かれていない所がポイントです。
矢印が引かれていないということは、その関係性が「特になし」という仕様になっていると言うことです。
敵自身と敵の弾がすり抜けるように、あえて「特になし」という事にしている部分ももちろんあります。
でもひょっとして、単に考えてないから「特になし」になっている部分もあるかもしれません。
特に自分で作っているゲームなら、「あ、考えてなかったふらふら」という部分は多分にあると思います。そういう抜けを防ぐためにも、このゲーム内エコロジーの考え方は有効ひらめきだと思うのです。

上の図で言うなら例えば、UFOと敵との関係が特に無い点に着目して、何回もUFOを倒さないでいると、時々新たな敵を生み落としていく…という仕様を加えてみるとか。
UFOと敵の弾に関係が無い事に着目して、「UFOが敵の弾薬を補充している!」という設定を考え、UFOを倒すことにより、一定時間敵の攻撃を停止させることができる…とか。
UFOとトーチカの関係性も無いですよね。みなさん是非、何か考えてみて下さいわーい(嬉しい顔)

この構成要素の種類を増やせば、もっと色々なもの同士の関係を検討することが出来ます。
スコアや、自機の移動スピード、自機の弾連射数、敵の体力なんていう、内部的な要素や、現状では存在しない要素を入れて検討してみるのも、面白いぴかぴか(新しい)と思います!

*

ゲームのエコロジーについてばかり取り上げましたが、上記の本ではその他にも、ゲームが出来るまでの具体例をスケジュールに沿う形で説明したり、ゲーム開発初期・中期・終盤での一日の作業内容の違いを挙げたり、どの職種にはどういう人が向いているのかの説明がなされたりしています。
主にプランナー向きの内容になっているとは思いますが、他の職種を目指す方も、是非読んでみて下さい!

posted by 管理人 at 13:29 | Comment(0) | 書籍紹介

2008年12月22日

ゲームプログラマになる前に覚えておきたい技術

おはようございます。平尾です。
最近はWiiの「428」をプレイしているのですが、リモコンを画面に向けて操作するポインター操作が一切ありません。
なので寝る前にちょっとプレイするときに、布団の中でコントローラーを握りしめて操作できるわけです。
という話を同僚にしたところ
「どんだけ怠惰なプレイしてんねん」
と突っ込まれました。
確かに見た目はアレですが、便利なのでこっそりオススメしておきます(笑)


本日は書籍の紹介をしたいと思います。
ゲームプログラマになる前に覚えておきたい技術」という本です。
872ページという分量のため、ザッと読むだけで軽く1時間はかかりましたあせあせ(飛び散る汗)
結論としましては、

ゲームプログラマを目指す学生なら必ずこの本を読んでおくべき!!

だと思いました。
あえて全体の分量を増やし、1ページ当たりの内容を薄くすることで読みやすいものにしたかった、と著者も書いていましたが、まさにその通りでスラスラと読み進めていけます。
フラグの扱い方やシングルトンといったところから、2Dや3Dでの描画、当たり判定など、ためになる情報満載です。

入門書としてこれほど最適な本は見たことがありません!


ただ、残念ながら現時点でAmazonでは在庫切れのようですが…。


せっかくの冬休み、この本で自分を磨いてみるのはいかがでしょうか?

posted by 管理人 at 11:29 | Comment(0) | 書籍紹介

2008年11月27日

ゲーム3Dプログラミングのための資料

こんにちは!イワサキですわーい(嬉しい顔)
冬らしい雰囲気になってきましたね。紅葉も今がベストですネぴかぴか(新しい)

今日は書籍の紹介をしてみたいと思います。
もうすでに各所で紹介されていて、ご自身で購入されている人もいるかもしれません。

実例で学ぶゲーム3D数学
出版: オライリージャパン

ISBN-10: 4873113776
ISBN-13: 978-4873113777


2008-11-27.jpg

とてもわかりやすくて、要点が良くまとまっています。
特にこれからゲーム会社への就職を目指す人や、今から趣味でゲームを自作してみようと思っている人には最高のバイブルとなるのではないでしょうか目
翻訳書籍であるにもかかわらず価格も抑えられており、学生の皆さんにも優しい本だとおもいます。

内容は、ベクトル演算から座標系、さらには衝突判定、階層構造など初級から上級の入り口までカバー範囲が広いので読みごたえがあります。
図解が多いことで理解しやすい構成になっています。
この本は元は海外の書籍ですが、図やソースコードは万国共通です!


常に日々勉強ですよね。私は昔は高校時代なんかは勉強ペンとは半強制的な受身だと思っていましたが本当の「勉強」とは「知りたい・疑問がモヤモヤしてて気になる」という知的好奇心から自然といろんなことを探して見つけて学ぶということなんだと思っています。

子供の頃って今よりも不思議と色々なことが楽しかったような印象を持つ方も多いと思いますが、それがきっと新しいものを見て体験して感じ取るという自然体の「勉強」だったのだとおもいます。
子供時代は何を見ても聞いても新しいことだらけですからねるんるん

私も新しいシステムなゲームや技術を見るとワクワクしてきますグッド(上向き矢印)
「見たい!知りたい!」という好奇心こそが原動力なんだと思っています。
ゲームに関わらず新作・新製品とか出ると同じくワクワクしますね!ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)

みなさんをワクワクさせる”原動力”は何ですか?

posted by 管理人 at 22:25 | Comment(0) | 書籍紹介

2008年10月02日

仕事に役立つ知識

こんにちは、ナカムラです。

学校で授業を受けている時
「こんな勉強、ホントに将来役に立つのかな?」
と疑問を持ちながら机に向かった経験をお持ちの方、多いですよね?
どんな勉強が実際に役立つのかは、どんな職に就くのかによって千差万別だと思います。
もし私が
「学生の時に勉強したことで、ゲームプログラマーになって役立ったと思う事は?」
と聞かれたら、行列や三角関数、空間図形などを挙げるでしょう。
(無論、プログラムの勉強の方が、もっと直接的に役立つでしょうけど、ここでは省きます)
これらの知識は特に、3Dのゲームを作るのに必要となります。

私の場合、ゲーム業界に就職した時期は2Dゲーム全盛の時期でしたから、上記の知識が必要になるのは、卒業後何年も後の話でした。
で、いざ必要になった時には何もかもすっかり忘れていたのです!がく〜(落胆した顔)
しかし、学生時代に習ったそれらの知識を思い出すのに役立った本があります。

20081002_book0.jpg


この本が実にわかりやすいexclamation
一度学んだ事柄を思い出す為のテキストとしても優秀ですし、何も知らない状態から学ぶための教科書本としても、最高レベルに達していると思います。


なぜこんなにわかりやすいのか?


非常に初歩的な所から、細かく説明されているから?
(著者自身が書いた)イラストが入ってるから?

色んな理由を考えて見たのですが、なんとその理由を説明した本が、細野氏自身の著作として出版されてました。

20081002_book1.jpg


以前のブログで「分かるということ」について書かせていただいた事があるんですけど、それと同じようなことも触れられていて、非常に共感できました。
ここでその内容を詳しく説明するわけには行きませんが、断片的に紹介しますと…

新月「分かった!」と思う段階には個人差がある。
新月他人に説明するには「思考の歩幅」を意識する必要がある。
新月論理と論理をつなぐ説明に「論理の骨太さ」が無いと、人を納得させることは出来ない。

などなど…。

行列や三角関数、空間図形などの知識を実生活で応用するのはなかなか難しいとは思いますが、この本に書かれている「物事を理解するためのノウハウ」は、色んなところで役立つと思います(事実、著者は社会・経済状況を理解するのに役立てているそうです)。

是非、ご一読下さい!

posted by 管理人 at 12:56 | Comment(0) | 書籍紹介

2008年09月26日

進む、ゲーム開発手法

こんにちは、タマキです。

最近はゲーム開発でもスクリプト言語を利用することも増えつつあります。
・Python
・Squirrel
・Lua
などなど。

マシンパワーが上がってきていることもあり、ゲームバランスに関係するところやUIの感触といったところなど
頻繁に書き換えたい/調整したいといった部分は「スクリプト言語」といったことが現実的になってきています。

実際、このようなスクリプト言語を導入しているゲームも多くなってきていますしね。

そんな中、近日発売される技術書があります。
スクリプト言語による効率的ゲーム開発 C/C++へのLua組込み実践 」。
20080926_LuaBook.jpg


タイトルの通り、Luaを用いたのゲーム開発手法について解説されています。

Luaの組み込み方から現実的な利用方法、処理速度向上やメモリアロケーションでの注意事項、浮動小数点の扱い・・。
果てはリファレンスまで。

この本一つで実用的に利用できるところまでカバーしている内容です。

※実は、私も少しばかりお手伝いをさせていただいた本になります。
 興味ある方は一読していただければと思います。


よりよいものをつくっていくために新たなアプローチを模索していくことはとても大事だと思っています。
このスクリプトについてもその中の一つに過ぎません。

食わず嫌いにならず、積極的に楽しみながら進めていければ幸せですよね。

posted by 管理人 at 14:45 | Comment(0) | 書籍紹介