2008年05月19日

敏感プログラマ

こんにちは。
イノウエです。


みなさんは、自分がついつい反応してしまう言葉、ありますか?
自分の好きな言葉、嫌いな言葉、流行の言葉、
好きなアーティスト、好きな漫画、好きなゲーム、などなど…
人それぞれ、何かしら過敏に反応する物があるかと思います。


僕たちゲームプログラマの場合、「バグ」や「落ちる」といった言葉に、非常に敏感になってしまいます。

「バグ」とは、プログラムでミスをしてしまった場合などに、
実行中のゲームがストップしてしまったりする現象です。
なんらかの原因でストップした場合、プログラムが「落ちた」と表現したりします。

ようするに、「バグ」や「落ちる」などの単語は、
不具合発生exclamationただちに調査せよexclamation×2という意味なのです。


とはいえ、日ごろはミスが一切ないという事は稀なため(人間だものあせあせ(飛び散る汗)
バグが出ても慌てず対処していきます。

が、しかし!!
開発終了間際の、製品の提出が迫った時期は、状況が一変!

全員で、不具合がないかチェックしている時…
「落ちました!」や、「バグってるのでは?」などの声が上がると、
プログラマたちは一斉に集まり、どういう状況か把握しようと躍起になりますグッド(上向き矢印)

その敏感さ、緊張感は、さながら受験生のようたらーっ(汗)
ただ単に、ゲーム中に落とし穴などに落ちただけだったりした場合…
脅かすなっ!と怒られたりするかもしれません。(怒られた事ないですが)

プログラマの人が身近にいる場合、気をつけてあげて下さいねわーい(嬉しい顔)




補足:「バグ」の元々の意味

真空管を部品に使っていた頃、
コンピュータ内部に蛾のような昆虫が入り込み、
回線に触れて動作不具合が生じた場合に「バグ」(小さな虫)と呼んでいたそうです。

そこから、知らず知らずのうちにしてしまっている
プログラムのミスを「バグ」と呼び、虫のせいにしていたとか。。

ちなみに、世界最初のバグの原因になった蛾は、
不具合の報告書と共に博物館に保存されているらしいです。
見てみたいような、どうでもいいような………

posted by 管理人 at 18:18 | いいモノづくり道

2008年05月16日

パーフェクトペット

こんばんは、ナカムラです。
今日はゲームのことから離れて…
みなさん、パーフェクトペットってご存知ですか?

20080516_dog.jpg


以前TVで紹介されたらしく、現在大人気の癒し系ぬいぐるみ。
それが今、会社の新人君の席にあるんです。

寝ている犬犬や猫猫を模したぬいぐるみなんですけど、よくみるとおなかの部分か呼吸しているかのように動いています。
それが、気持ち良さそげに寝ているようにみえて、こっちまで眠たくなってきます眠い(睡眠)

言ってしまえば、おなかの部分を上下させる機能をつけただけのぬいぐるみなんですけど、それだけで生きてる感じがぐんと増してます。

さっそくネットで買おうとしたんですけど、ホントに大人気で売り切れ中…。
仕方が無いので再入荷を待ちつつ、新しいバージョンが出るのに期待しています。


このパーフェクトペットの、改善案ひらめきを挙げるとするならば…

・手を添えるとぬくもりを感じるようにする。
・同じく、心臓の鼓動も感じるようにする。
・猫バージョンでは、のどを鳴らすようにする。
・周囲で音を鳴らしたら、耳をそちらに向けたり、眠たそうに片目だけ開けたりする。
・本当に呼吸(空気循環)させて、空気清浄機能を加える。
・起きてる間だけ空気清浄してくれて、寝てる間に空気清浄フィルターの自動掃除をする。
・あまりに周囲がうるさいと、寝てくれなくてフィルターが汚れていく。
・猫バージョンは、なぜかアロマテラピー効果を追加。犬と猫を一緒に買う(飼う?)事で、癒し効果倍増!

…う〜ん、ついついゲーム性を加えようとしてしまうのは職業病ですね。
ゲーム性を高めるために、わざと使い勝手を悪くするというのは、実際のゲーム制作でも使われるテクニックです。
使い勝手の悪さを補うアイテムを手に入れたり、自らのテクニックで使い勝手の悪さを補う事が喜びにつながります。

結局ゲームの話になってしまいましたたらーっ(汗)

posted by 管理人 at 18:53 | いいモノづくり道

2008年05月14日

おはようございます。平尾です。

昨晩は雷雨がすごかったので、
パソコンは使わずに漫画を読んで過ごしていましたバスケットボール
以前買った漫画を読み始めると危険ですね。
面白くて止まらず、いつもより寝るのが遅くなってしまいました…あせあせ(飛び散る汗)


仕事中でも大きな雷が鳴ると
「みんなデータを保存しておこう!」
と少し慌てます。
最近のハードディスクは瞬電が起こってもヘッドが安全なところへ退避するので、
ハードはある程度安全らしいのですが、
編集中のデータが消えてしまっては大変です。
あまりに雷が近いと雷サージが発生して機器が壊れてしまうこともあるので、
そちらも気をつけた方が良いでしょう。
(ノートパソコンだとコンセントにつながずに使えるので問題ないんですけど…)


これから雨が多い時期になってきますので、
雷にデータを消されないようにお気をつけください!
特に就職作品を作っている学生さんはより一層注意してくださいね。

posted by 管理人 at 11:17 | いいモノづくり道

2008年05月09日

「こだわり」を取り込む

こんばんは、タマキです。

先日、平尾が「リネーム」に使用しているソフトを紹介していました。

私の場合、そのような場合のリネーム処理であればLLの使用をまずは考えてしまいます。


このように、同じプログラマでも使う道具は人それぞれです。


社内でもキーボードなどからエディタやファイラといったものまで。
また、同じエディタでも色やショートカットなど設定が異なっていたりします。

「なにがなんでもデフォルト!」というこだわりもあります。


この 道具にこだわる ところは 職人 を思い浮かばせます(よね?)。


となれば、このような「こだわり」は「いいモノをつくる」ことに大きく影響しているハズ。

だからこそ、人がこだわっているモノ・コトには本当にいいところがある。得るべきところがある。と思える。

これから平尾が薦めていたソフトを使ってみて、そのいいところを取り込んでいきますヨ。


ただ、どう取り込むかも、人それぞれなんですよねわーい(嬉しい顔)

posted by 管理人 at 23:35 | いいモノづくり道

2008年04月09日

想像力

こんにちは。ナカムラです。

現在公開中のクローバー・フィールドという映画をご存知でしょうか?
公開前からネット上では随分話題になっていた映画なのですが、
ユーザーの想像力を刺激させる演出が随所に施してあり、大変勉強になります。


以下、撮影方法についてのネタバレがありますので、新鮮な気持ちで映画をご覧になりたい方はご注意下さい。


この映画の映像は全て、ある登場人物がハンディカメラで撮影した映像を使って構成されています。

ですので「登場人物が知りえた情報以外は、観客も知ることができない」という設定が頑なに守られることになります。
そのため、情報量が著しく制限されるんですけど、そのお陰で想像力がかきたてられるようになっています。
一例を挙げると次の通り。

ストーリー上、そのハンディカメラを任されてる登場人物(以下H君としましょう)を、ちょっとドジでお調子者タイプのキャラクターに据えてあります。
その結果、



登場人物が何かを見つけて驚く。


カメラを持ってるH君が1テンポ遅れてそれに気づく。


やっとカメラをその方向に向ける。


肝心の「何か」はもう存在せず、この痕跡だけがカメラに映っている。





という、やきもきさせる演出が成立してるんです。


ユーザーの想像力を喚起させることは、ゲーム制作でも重要だと思います。
昔のゲームではユーザーの想像力に任せる表現が色々使われていました。
それは、ハードウェアの制限上、どうしても直接表現できなかったから、という理由が大きいとは思います。
ですがそのお陰で、直接表現されていない部分を想像する楽しみを得ることが出来たのも事実だと思います。

リアルな表現が進む現在のゲーム制作において、想像の余地を残すという手法は、まるで正反対の制作方針のようですが、そういうわけではないと思うのです。

小説で言うところの「行間を読める」余地のあるゲームを作っていきたいものです。

posted by 管理人 at 21:19 | いいモノづくり道

2008年02月29日

閏日

こんばんは。平尾です。
今日は4年に1度ある閏日ですね。
特に何も考えなければそういうもので終わりますが、
プログラマ気質だからでしょうか
「なぜそうなった(そうなっている)のか」
が非常に気になってしまうのです。

思わずネットで検索してみると、
古代ローマでは閏月があったりとか、
2月24日を閏日としている国があったり、
閏日に生まれた人は法律上どこで年齢を加算するのかとか、
閏日だけでなく閏秒というのもある、
などいろいろ出てきます。
実に興味深いです。

ゲームをプレイしていてもそんなときがありまして、
なんでこのキャラクターはこんな動きをしてるのか?
意味も無くこんなオブジェクト置かないよなぁ?
この技って使えないけど、何のためにあるの?
って考えると意外な答えを持っていたりして、
より深くゲームを楽しめたりします。


物事を分析すると、そこには必ず作者の意図が存在します。
プログラムもしかり。
先輩のプログラムを見ていて不思議に思ったところがあったとして、
そこには必ず何かの意味を持っているわけです。
そういうところに限ってすごい発想が詰まっていたりするんですよね。
人のプログラムは本当に勉強になりますよー!


プログラマが分析好きなのはそういうところから来ているような気がするんですが、
こじつけすぎですかね(笑)

posted by 管理人 at 21:02 | いいモノづくり道