2013年10月17日

ネットワーク経路調査

こんにちは。

最近急に寒くなってきており、寒暖差によって風邪をひかないよう
細心の注意を払っている よっしーです。


今回は、インフラでは避けては通れない経路調査について紹介します。

日々、ネットワークやサーバを運用していく中で通信ができないといった障害が起こることがあります。

その場合に通信ができない原因がどこで起こっているのかを確認する必要があります。

このような場合に用いる基本的なコマンドが以下の2つとなります。

1Ping
  このコマンドは、機器と機器との通信ができるかを確認するためのコマンドで、
  コマンドプロンプトを起動して、次のように実行します。
  
  【実行コマンド】
   ping
   
   実行例) ping 192.168.1.1

  【実行後の表示】
  192.168.1.1 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
  192.168.1.1 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=127
  192.168.1.1 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=127
  192.168.1.1 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=127
  192.168.1.1 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=127

  192.168.1.1 の ping 統計:
  パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、
  ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
  最小 = 0ms、最大 = 0ms、平均 = 0ms
  

  
  この場合は、(0% の損失) となっているので、特に問題なく通信ができていますわーい(嬉しい顔)


もし、ここで通信ができなかった場合は、その通信ができない原因が接続したい機器に原因があるのか、
それとも通信するまでの経路上で問題があるのかを確認する必要がありますふらふら

それを確認するためのコマンドが次のコマンドです。


2tracert
  このコマンドは、対象の機器までに通信で経由したルータにも通信を行い正常に
  通信ができているかを確認します。
  
  【実行コマンド】
   tracert
   
   実行例) tracert 192.168.254.1
  
  【実行後の表示】
  test.hexadrive.jp [192.168.254.1] へのルートをトレースしています
  経由するホップ数は最大 30 です:

  1 1 ms 1 ms 1 ms 192.168.1.1
  2 <1 ms <1 ms <1 ms 192.168.30.1
  3 17 ms 18 ms 15 ms 192.168.50.1
  4 15 ms 16 ms 15 ms test.hexadrive.jp [192.168.254.1]

  トレースを完了しました。


  この場合は、最後まで通信結果が出ていますが、通信ができない場合は、

  【エラー表示】
  4 * 192.168.50.1 レポート: 宛先ホストに到達できません。

  といったように途中でエラーが出ますもうやだ〜(悲しい顔)

このように基本的なコマンドを用いて障害を特定し、解決していくことがインフラの重要な業務となります。

もちろんこういったことが発生しないことが一番良いのですが、発生した時でも最小限の時間で
復旧できるように日々工夫をしていく必要があります。


もし、こういったネットワーク障害に遭遇してしまった場合は、今回紹介したコマンドを用いて
少しずつ原因の追究をしてみてはいかがでしょうか。

それではexclamation×2

posted by 管理人 at 11:51 | インフラ

2013年08月21日

インフラでよく使うコマンド

こんにちは。

暑い夏が続き、熱中症などで体調を崩す人が多いなかいかがお過ごしでしょうか。
あまりの暑さにダウン寸前の よっしーです。


今回は、インフラ担当者には必須の「netstat」について紹介します。

このコマンドはネットワークの接続状況を確認できるという
インフラ担当者にはありがたいコマンドになりますわーい(嬉しい顔)

また、現在その機器でLISTEN(待ち受け)しているプロセスもわかるので、
トラブルシューティングでよくお世話になります。

例えば、

「netstat -a」と実行すると

プロトコル  ローカル アドレス   外部アドレス        状態
TCP 0.0.0.0:80 xxxxxxxxxxxxxx:0 LISTENING

と表示されます。

これは、実行した機器でポート80番でLISTENING(待ち受け)が発生しているので、
ウェブサービスが起動している状態となりますexclamation

もし、この機器がウェブサーバなのに80番で「LISTENING」していなければ、
ウェブサービスのプロセスが上がっていないexclamation&questionと判断ができます。

また、LISTENING(待ち受け)が行われているのに接続ができない場合は、
ファイアウォールなどで通信が遮断されているかもしれないもうやだ〜(悲しい顔)といった
判断も可能です。

皆さんもネットワークにつながらないなど障害が発生した場合に
利用してみてはいかがでしょうか。

きっとお役に立てるはずです。

それではexclamation×2

posted by 管理人 at 13:46 | インフラ

2013年07月01日

オプションの違い

こんにちは。

時が経つのははやいもので、今年ももう半分が過ぎてしまいました。
そして、夏がそこまで近づいてきており、今年は夏バテふらふらしないようにと
今から気合を入れている よっしーです。


今回は、「ipconfig」について紹介します。

「ipconfig」は、Windowsのコマンドで主にPCのIPアドレスを
確認するために利用されます。

以下のように「/all」オプションを付けることで、MACアドレスも
表示させることが可能でインフラ担当者には必須のコマンドになっています。


この「ipconfig」ですが、以下のようなオプションで、
さらに色々なことができます。


1「/release」
  このオプションでは、DHCPで取得したIPを解放することが出来ます。
  ※DHCPを利用した環境で有効です。
  
2「/renew」
  このオプションでは、DHCPで取得しているIPを更新することが出来ます。
  ※DHCPを利用した環境で有効です。
  
3「/displaydns」
  このオプションでは、DNSキャッシュの確認ができます。
  
4「/flushdns」
  このオプションでは、DNSキャッシュをクリアすることが出来ます。
  


このようにたった1つのコマンドですがオプションを付けることで、
様々なことが出来るようになります。

コマンドのオプションを理解することで、できることの幅が増えて、
トラブルシューティングや管理などで役立ちます。

皆さんもコマンドの色々なオプションを調べてみて、日々の業務などに
活かしてみてはいかがでしょうか。


それではexclamation×2

posted by 管理人 at 14:01 | インフラ

2013年05月16日

インフラで使えるWindowsコマンド

こんにちはexclamation

徐々に暑い日晴れが増えてきており、夏の到来を
近くに感じ始めている よっしーです。

夏が来る前に夏バテしないように注意しなければ・・・ふらふら


早速ですが今回は、これを知っているとインフラ業務の中で
ちょっと役に立つWindowsのコマンドを紹介します。

例えば、

・通信はできるけどその機器がどういった機器なのかわからない
・通信できる機器がどこにある機器なのかがわからない


こういった時は、試しにWindowsのコマンドプロンプト上から

「nbtstat -a IPアドレス」

を実行してみます。

このコマンドは、IPアドレスを指定すると通信する機器がWindowsだった場合に、
Netbios名やMACアドレスなどが取得できます。

こういったネットワーク経由で情報を取得して、全く不明な機器などについても
少しずつ情報を増やしていくことが可能です。

Netbios名などが返ってくれば機器の情報がわかりますし、
情報が返ってこなければネットワーク機器かも?と機器を
絞り込むことが出来ます。


ちょっとしたコマンドなのですが、知っていると非常に便利で、
思わぬところで役立つことがあります。

こういったコマンドを利用して、インフラ管理やトラブル対応に
役立ててみてはいかがでしょうか。

それではexclamation×2

posted by 管理人 at 14:13 | インフラ

2013年03月29日

基本的なこと

寒さも和らぎ少しずつ暖かくなってきていますが、
まだまだ寒暖差が激しい時もあり、体調を崩さないように
気の抜けない日々を送っているよっしーです。

インフラを担当していますと、様々な問題が起こり、
その問題に対応する機会が多々あります。

その中でもよくあるのが「PCがネットワークにつながらない」です。がく〜(落胆した顔)

こういったネットワーク障害には、原因が色々とありますが、
対応する手順はまず基本的な確認から始まります。

今回は、その原因を究明するためのインフラ担当なら誰でも
知っていますがとても重要なコマンドについて紹介します。
※基本的にWindowsの場合となります。


1ipconfig
  このコマンドは、PCをネットワークにつなぐための
  IPアドレスがコマンドを実行した機器で取得できているかを
  確認するために利用します。


2ping
  このコマンドは、任意の機器とネットワークを通じて通信が
  できているかを確認するために利用します。


3tracert
  このコマンドは、任意のIPアドレスへのネットワークの通信経路を
  確認するために利用します。
  通信がどこまでできているのか、ループしてしまっているのかなどを
  確認することができます。

何かインフラまわりに問題があると、こういった基本的なコマンドを利用して、
順番に現在の状況を確認していきます。

どんな問題でもでもまず基本的な対応で解決を試みて、基本的な対応で
解決しない場合は応用を生かした対応を行います。
※応用を用いた対応は別の機会に紹介します。

しかし、基本を理解できていないと応用もままならないことが多くあり、
何事も基本を元に成り立っていて、応用を利かせた対応をするには、
基本をしっかりと理解しているという大切さを痛感します。


今後も様々な問題が発生し対応を行うことになると思いますが、
基本を大切にし、物事に対する理解を深めて、さらなる応用力を身につけて
快適な社内インフラ環境作りを目指したいと思います。

ではexclamation×2

posted by 管理人 at 16:24 | インフラ