2013年09月24日

直島 「地中美術館」「李禹煥美術館」とiOS7のデザイン

先日1泊2日で直島にいってきました。タマキです。

アートを観光の目玉にしていることもあり、いろんなところにアートな作品がありました。
アートな家、アートな銭湯、美術館、オブジェ、などなど。。

1日目は自転車で直島をぐるり(宮之浦→本村→ベネッセハウス周辺→宮之浦。ベネッセ→宮之浦はホントに大変でした。。)。
町の中にあるアートを巡ってました。

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「南瓜」 草間彌生


銭湯なんかはヨカッタです。たまたま私一人だったこともあり、細部まで鑑賞したり、その空間からアートビームを受けつつほっこりしてました。

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銭湯の門構え。ワクワクしますよね


2日目は美術館めぐりへ。
地中美術館、李禹煥(Lee Ufan)美術館、ベネッセハウス・ミュージアム。

特に
・地中美術館
・李禹煥美術館

はサイコーでした。

私自身、美術館や展覧会を観るのが趣味の一つでもあるので、ちょこまかと観に行ったりするのですが、こういった美術館はなかなかお目にかかれないです。

世界観が美術館自身から作品に至るまで統一された上で構築されていて、各作品を最高な状態で鑑賞してもらうための美術館になっています(もしくはその反対かも)。

どちらにしろ、作品と部屋と美術館のコンセプトを一致させ、それぞれの主張も取り入れつつ、互いを高い次元で調和させながら制作されてるように感じました。

ぜひ、体感してほしいところです。


iPhoneに関してもそのように感じています。

今回のiOS7で注目されたフラットデザインは、まさにその世界観を新しいものに構築しなおした感じですね。



iOS7.png



フラットデザインに関してはマイクロソフトさんが発表されてから、「とてもいいな」と思ってました。
(配色がちょっと・・・といったものがいくつかありましたが・・・)

こういったセンスや技術の洗練さが引きたつモノ・差が表れるモノ・本質が問われるモノというのは、リアリズムなデザインよりも、とても好みです。

また、「iOS7は完全なフラットデザインではない」という話もあったりますが、「完全なものが絶対的に正しい」というのではなく、気になるところを変更・修正しつつもより理想に近づけたデザインになっているんだと思います。

「シグニファイア(アフォーダンス)的には・・・」という話についても、

・フラットデザインでもスキューモーフィックなデザインを取り入れられるアプリがあれば導入を検討
・ほんの少しグラデーションや影を使用してみる
・インタラクションやアニメーションを効果的に使ってみる

といったところからも解決できないものかと思ってたりします。。
(やりすぎるとゴテゴテ感がでるので、それはちょっと・・・ですが)


今後も、大方の形は変わらずも、少しづつ修正されていくのではないかなと。

そういう意味では、Apple社だけでなく、Microsoft社、Google社などにも期待しています。



先の美術館の話もそうですが、構想する人が複数人いる場合に、こういった高い次元で調和させるには、質の高い意見のぶつかり合いや調査・検証が多く必要ですよね。
(もちろん、最終決定者が明確になっていること、などは前提です)

また、理想側からのアプローチと現実側からのアプローチの両側から進めていき、理想とする形を目指しつつ、現実からの形から半歩先・一歩先行くところに落とすことが大事だとも思ってます。

とても時間と手間がかかりますが、目的のためには必要な工程かなと思います。


ヘキサドライブも次のステップに向けて前進していこうと、様々な施策を考えたり、講じたりしているところです。乞うご期待。


フラットデザインですが、歴史は繰り返すということから、またいつかリアリズム系に戻ったりするんだろうなぁ。。。

posted by 管理人 at 17:25 | いいモノづくり道