2010年04月30日

操作性について考えてみる

すでに始まっている人もいるかもしれませんが、
もうすぐゴールデンウィークですねわーい(嬉しい顔)
家でゴロゴロするのもいいですが、
せっかくなのでどこか遠出したい気持ちもあります。
高速道路の「上限1000円」が適応されるGWは今年で最後になる可能性があるので、車で旅行に行くのもいいかもしれません車(セダン)車(RV)

こんにちは。
マーシーです。

ゴールデンウィークとは関係ないですが、興味深い記事を見つけたので紹介したいと思います。

http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/iphone/20100430_364625.html

これはiPhone/iPod touch用に配信された「ストリートファイターW」の開発秘話です。

今までも携帯電話で格闘ゲームをプレイしたことがあったのですが、
必殺技が出なかったり、不必要なジャンプをしたりと、
携帯特有のボタン操作に苦しめられましたふらふら

しかし、iPhone/iPod touch用「ストリートファイターW」のビジュアルパッドではこれらの問題が解消されていますぴかぴか(新しい)
ビジュアルパッドは画面上にパッドやボタンの画像を表示して、
その画像に触れることでボタン入力をする技術です。
これでコンシューマーやアーケードと同じ感覚でプレイすることが可能になりました音楽

とはいえ、入力情報には多少なりとも遅延や欠落があります。
例えば必殺技コマンドを出したけれど、
斜めに押したパッドの入力情報が欠落してしまって必殺技が出ない
なんてことが起こるというわけですたらーっ(汗)

この遅延や欠落を緩和するために、
入力情報のバッファを多めに持たせたり、あるいは短縮コマンドで必殺技を出せるようにしたりといった技術が使用されていたのですが、
今回の「ストリートファイターW」の操作系はさらに上の技術が組み込まれていますひらめき

最近のカメラには記憶色という機能があるものがあります。
実際の色をそのまま写真として出力するのではなく、
人間が感じたイメージとして記憶された色を写真に残すそうです。
これと同様の技術が「ストリートファイターW」の操作系に組み込まれていますゲーム
具体的には、キャラの状態と操作した指の動きから
ユーザーの意図した操作を解釈してキャラを動かしているそうです。

例えば飛び道具の必殺技コマンドをミスした時、
誤って近距離攻撃が出てしまうことがあります。
実際に近距離攻撃を出したい状況もあるでしょうが、
敵との距離がある時は、コマンドミスの確率が高いと言えるでしょう。
コマンドミスの確率が高いのならば、必殺技を出す、
状況と操作から動きを予想するという技術だそうです。

これはすごい技術だと感じました。
今までは入力情報をどうやって読むかという点に注力していたのですが、
この技術は入力情報だけでなく、
状況からユーザーの意図を読み取ることが考慮されています。
心理学や人間工学も加味した技術だと思いました。

ゲームを作成する上で操作性は必要不可欠な要素です。
この技術の精度が上がれば、実際の入力とは違っても、
ユーザーの意図した通りにキャラを動かすことが可能になるのではないでしょうかぴかぴか(新しい)

この記事からユーザー視点の操作性がゲームにとって非常に重要であると感じました。
少しでも操作にストレスが少ないゲームを作っていけるよう
これからも色々な技術を知っていきたいと思いますわーい(嬉しい顔)




posted by 管理人 at 14:38 | Comment(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。