お久しぶりです、コウスケです。
先日の日本代表、フランス戦&ブラジル戦アツかったですね

特にフランス戦の決勝点は朝方でうとうとしていたところの
目を覚ますような素晴らしいものでした

ブラジル戦もスコア上は惨敗でしたが、
試合内容は互角以上で、今後がますます楽しみです

そんな現実のサッカー

シーズンがいよいよ本格化する中、
毎年恒例のサッカーゲーム
FIFA13(PS3/XBOX360)が
ちょうど昨日発売されました。

みなさん総プレイ時間を計算したくないゲームってありますよね。
私にとってFIFAシリーズはそういうゲームで、
FIFA08からプレイし続けています。
シリーズ累計のプレイ時間は・・・計算したくありません

。
実はこのFIFAシリーズ、日本での知名度こそ低いですが、
世界的に見ると超ミリオンセラー商品なんです

。
今作も、発売から
5日間で450万本という
超ハイペースでの売れ行きを誇っています。
そんなFIFA13を私もさっそく入手・・・というところですが、
実は既に入手済みです。
そう、アジア版が既に1ヶ月程前に発売されているんです

ゲームをしながら英語の勉強にもなる、こんな素晴らしいことはない

ということで私は毎年アジア版を購入しております。
(・・・ホントは、単に一刻も早くプレイしたいだけです

)
さて、「現実を極限までシミュレートする」ということはゲームの
最終目的の一つであることは間違い無いと思います。
その意味で、ゲーム開発者である私にとって、
サッカーゲーム(又はスポーツゲーム)というのは、
その題材として理想的と思うようになりました。
なぜなら、グラフィック・物理・AI・サウンドなど、
ゲームに必要な、追求したい分野がふんだんに盛り込まれているからです。
このFIFA13では、物理においては
プレーヤーインパクトエンジンという要素が実装されています。
これは選手同士がぶつかり合った

ときのリアルで自然な挙動を実現するものです。
選手同士の衝突判定・応答を、関節レベルで行い、
その結果を選手のモーションに反映させることで、
単なる事前作成したモーションの再生では表現できない、
事実上無限パターンの選手の動作が実現されています。
また、その力のかかり方によってファウル判定や怪我判定が行われる
というのですから驚き

です。
個人的により興味深いのがAIです。
サッカーゲームのAIはゲームの面白さに特に直結しますが、
プレイしていると本当によく作りこまれているな、と感心します

。
実はサッカーゲームのAIは学問としてのAI分野の
研究対象になるほどのもので、非常に実現の難しいものです。
その中で、ロボットにサッカーを行わせようという
ロボカップという大会があります。
そこでは、一人一人の選手が得られる情報を実際の人間が
現実的に得られる情報に制限し(視野や、監督からの指示など)、
その中でチームとしてどう協調するかという、
純粋AIとしての条件が設定されています。
それに対して、ゲームにおいてはいわゆる「神の視点」から
ゲーム中のあらゆる情報を得ることができます

。
そのような情報を、AIの強化に用いることも、ゲーム中の様々な要素に利用し
面白さの向上につなげることもできるわけです。
ゲーム開発においてはAIに限らずゲームデザインとして、
「現実のシミュレート」を追求する他に
「ゲームとしての楽しさ」を追求するというもう一つの目的があり、
それが開発者としても楽しいところかと思います。
スポーツゲームは、実際そのスポーツが好きな人でないとなかなかプレイしない
かもしれませんが、それぞれのゲームが両者をどう両立させているか、
という点で見てみると面白いかもしれません。
みなさんも是非手にとってみてください