

少し前ですが、こんなニュースが発表されました

【ニュートリノは光より速いのか - 相対性理論を覆す可能性をCERNが提示】
http://journal.mycom.co.jp/articles/2011/09/25/neutrino/
要約すると、ニュートリノと呼ばれる物質が、光

いるかもしれないという事が発見されたというもので、光速を超える物質は
無いとしている相対性理論を覆す可能性がある


ニュートリノというと、数年前に小柴さんがスーパーカミオカンデ

大規模機器で検出し、ノーベル賞を受賞した事で名前が知れた物質ですが、
そのニュートリノがどの程度光より速いかというと、ほんの少しです

一見誤差じゃないかと思うほどの差ですが、実験時の誤差の範囲よりも大きな
差が付いているので、信頼度は高いようです

光より速い物質が見つかった事によって、どんな影響があるかは分かりません

例えば、相対性理論が、光を基準にしたものではなく、ニュートリノを基準に
したものとして、「ニュー相対性理論」になるかもしれません

質量の無い光よりも質量のあるニュートリノが速度で勝るという事で、他にも
光速を超える物質が存在する可能性がグッと上がった気もします

質量と速度の関係に新たな関係が発見されるかもしれません

結果によっては、現代物理学に大きな影響を与えますが、まだ、今回の結果で
結論を出すという事は無く、現在追試が行われています

他の研究機関による追試も必要だという声もあります

現状にとどまる事無く様々なところに疑問を持ち、新たな発見

ないという可能性に向かっていくロマン


と感じました

そんな事を考えながら、静かに追試結果を待とうと思います
