思い起こせば今から約20年前、私が以前所属していた会社に就職する直前、湾岸戦争が勃発しました。
そんな海外旅行

そのゲームの周りは黒山の人だかりで、短時間の間にプレイヤーが入れ替わり立ち替わり、次々にコイン

当時は珍しかった対戦格闘形式のそのゲームは、その後世界中で大ヒットし、対戦格闘ブームの火付け役となりました。
当時の私はそんな事も知らず、
「面白そうなゲームだなぁ。
早く家庭用ゲームに移植されないかな」
なんて、完全にユーザー目線

よく見るとそのゲームは、私が1ヶ月後に入社する会社が制作したゲームである事が分かり、その場にいる友人と共に驚いていました。
更にびっくりしたのは半年後、そのゲームを家庭用に移植するチームに配属になったことでした。
「え
早く家庭用ゲーム機に移植しないといけないのは…俺」
なんてプレッシャーを感じながら、それから約半年間の開発に携わっていました。
開発当初から大所帯のチームだったので、誰が同期で誰が先輩だかもわからず、手当たり次第に敬語を使ってた事を思い出します

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当時のゲーム機では開発期間が1年前後というケースもありましたが、昨今のゲーム開発は完成まで2〜3年掛かるというケースも珍しくないので、20年といえど関われるタイトルには限りがあります。
今からゲーム業界を目指す皆さんも、既に内定をもらっている方々も、そして既に新入社員として働いている方々も、これぐらいのスパンでモノ作りをしていく業界に関わっているんだという事を、今一度イメージしてみるのはいかがでしょうか?
関われるタイトルの意外な少なさを想像すれば、1つ1つのタイトルに携わることを、より大切に

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そんな事を考えつつ、自分が過去に関わったタイトルを思い出し、感慨に浸りながら、ふと立ち寄ったスターバックスで次のような商品紹介のポスターを見かけました。
ひ〜


開発に携わった、多くの人の思いが伝わってくるようです。
あれ?20年と言うと…このVIAって商品、ひょっとして自分と同期…いや、1年先輩ですか?
