8月も下旬です。もうしばらくすれば秋の訪れを実感できそうですね

こんにちは、ハラです。
タイトルにあるグルー言語

これは、そういう名前の言語があるわけではなく、
他のツールやコマンドを組み合わせて、一連の機能を生み出す事に適した言語の総称です。
今回は、
というパターンをグルー言語の1つであるRubyで試したいと思います指定されたフォルダ内のファイルを検索
見つかったファイルに対してツールを実行
実行した結果を別のフォルダに移動させる

ということで、上の機能


require 'fileutils'
# 出力先フォルダを作成(再帰的にフォルダを作ってくれます)
dst_folder = "./dst/"
FileUtils.mkdir_p(dst_folder)
# srcフォルダ内のテキストファイルに処理を実行
Dir.glob("./src/*.txt") do | src_path |
# 変換後のファイル名を生成
dst_file = File::basename(src_path, ".txt") + ".dat"
# ツールを呼び出し(コマンドは必要に応じて変えてください。)
# ``(バッククォート)で囲んだ範囲がコマンドとして実行されます。
# ツールが標準出力に出力した内容は、返り値として返ってきます。
`SampleTool.exe #{src_path} #{dst_file}`
# ツール実行後のファイルをdstフォルダへ移動
FileUtils.move(dst_file, dst_folder)
end
各行の内容はコメントを見てください

コメント文を除くと8行ですが、さらに短くも出来ます

このスクリプトを作成したことによって短縮される時間は、
1回のオペレーションあたり数分といった所でしょうか。
それでも、回数が多くなれば無視できない時間になってきますね

今回はRubyを使っていますが、PerlやPythonといったスクリプト言語や
UNIXのシェルスクリプト、Windowsのバッチファイルなどでも同様の事が出来ます

(言語によっては、もっと簡単だったり手間がかかったりします)
日々の開発や提出作品のテストを行う中で
といった事が必要な方々。複数回のコンバーターやツールの実行
フォルダの操作、ファイルのコピーや移動
文字列(ファイル名、パス)の操作
グルー言語の出番かもしれませんよ
